December 3, 2022

実は、興味を持つきっかけになったのは、大好きな那翔字書きさんのクロスオーバー小説です。 この時点で私の文スト知識はタイトルを知っていて、文豪をモチーフにしていて、アニメのキービジュアルをどこかで視界に入れたことがあって朧げなイメージはある、GRANRODEOが主題歌を歌っている(でも曲は知らない)、という、いわゆるミリしら状態です。人気作品なのは知ってた。 異能力っていう概念だとか、バトル物だとかは全然知らなくて、文豪だからきっと文学的な世界観で、難しい事件を仲間と協力しながら頭脳や特技で解決していくミステリー系みたいなイメージでした。ぶっちゃけ地味な印象だった。 CVは谷山さんと宮野さんが出ているのは知ってたけど、どの役なのかは知りませんでした。

そんな知識で読んだクロスオーバー小説は中の人ネタで、太中要素あり。登場するのは太宰、中也、敦、芥川の4人。この4名がスタリの話をするのが主な内容。中の人ネタってことはこの中の一部か全員がスタリメンバーとCV被ってるということで、谷山さんと宮野さんはどのキャラだろう?と考えながら読み始めます。 最初に中也が街頭広告のレンを見て「横浜出身」であることを話すので、ここで「文ストの舞台は横浜なのか!」という新たな知識を得る。そして太宰がレンのことをすごく良い声だし聞いていると安心するって話すのですが、この時は文ストに諏訪部さんも出ていて、そのキャラが太宰の大事な人なのかな?程度で流したけど、アニメ見た後に読み返したら意味がわかってホロリ。

ところで、暗殺者とかマフィアとか物騒な単語が出てくるし、4人が仲間ってわけでも無さそうだし、キャラも思ってたより若い感じで、この時点で私の文ストのイメージがかなり間違っていることを知る。

スタリの中で誰が好きなのかと敦に訊かれて、太宰はレンと那月で、那月の歌声が好き、中也はトキヤで、こちらも声が良いし歌が上手い、って答えるんだけど、「那月の方が」「トキヤの方が」ってそれぞれ声と歌唱力を褒めちぎって喧嘩になって、太中要素を踏まえると、つまり、CVは太宰が宮野さんで中也が谷山さんってことか!と理解。

この小説を読んだことで、「横浜が舞台」「太宰役が宮野さん、中也役が谷山さん、誰役かわからないけど諏訪部さんも出てる」という知識を得、更に世界観が思っていたより好みなジャンルかも知れない(基本的にファンタジー要素とか派手なアクションとかあるアニメが好き)とイメージがアップデートされました。

それから少しして、2021年の師走くらいに、普段利用している電子書籍サイトで文スが期間限定●巻無料キャンペーンしてる広告が目に入り、無料ならば、と読んで……面白いじゃん!!ミリしら時代のイメージと全然違ったわ!!となり、アニメ配信探したらAbemaに3期までとDAとわん!があったので、2022年お正月から2週間で全部一気見しました(初回登録2週間無料だった) アニメがすごいクオリティ高くてびっくりして、元々アニオタの私、これで完全にハマりました。

そういえば、掲載誌がヤングエースだったのがちょっと意外でした。何故かゼロサムのイメージをしていた。